Amendment and Alteration(修正・変更条項)

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英文契約書の 一般条項)である Amendment and Alteration(修正・変更条項)についてとりあげます。いくつかの例文も訳をつけてのせています。例文中の基本表現には注記を入れました。

1.解説:

1) Amendment and Alteration(修正・変更条項) とは

Amendment and Alteration(修正・変更条項)は、締結した契約内容を修正・変更するための条件を明確にするための条項です。

Amendment and Alteration(修正・変更条項)では、両当事者が署名した変更の文書がない限り、口頭、メール、署名のない書面等で変更の合意をしても、契約の修正・変更の効力は発生しないと定めておくことができます。

当事者による署名の文書は、通常、Amendment Agreement(変更契約)を別途、結んで行われます。

Amendment and Alteration(修正・変更条項)では、すべての当事者による署名の文書を必要とする旨を定める場合がほとんどです。

例外として、ソフトウエア製品などを対象とするエンドユーザーライセンス契約などでは、 Amendment and Alteration(修正・変更条項) で、メーカーが一方的な修正を行うことを定めているケースもあります。

契約期間、価格、添付書類などは、よくある修正・変更ですが、当事者の合意により、あらゆる契約内容を修正・変更することができます。

契約で修正・変更されていない残りの部分は、引き続き有効となります。 

2) Amendment and Alteration(修正・変更条項)と Entire Agreement(完全合意条項) について

Amendment and Alteration(修正・変更条項)Entire Agreement(完全合意条項)は、条項のタイトルが異なるのですが、この二つは、一緒になっているケースもあります。(下記の例文④をご覧ください)

(ご参考): Entire Agreement(完全合意条項) の詳細は、以下の記事をご覧ください。

  英文契約書の一般条項と例文 - Entire Agreement(完全合意条項)

2.例文と基本表現:

(注):基本表現をハイライトしています。

1) Amendment and Alteration(修正・変更条項)の例文①

標準的な内容です。両当事者が署名した文書がない限り、契約の修正・変更は有効となりません。

No amendment or alteration of the terms of this Agreement shall be valid unless made in writing and signed by both of the parties hereto.

(訳):

本契約の条件に係る修正または変更は、本契約の両当事者により、書面で行われ署名されない限り、有効とはならないものとする。

(注):

*made in writing and signedは、書面で行われ署名されるという意味です。

*heretoは、本契約のという意味です。詳しくは、hereto, hereof, herein, hereby, hereunder, herewith, hereinafter|英文契約書の基本表現をご覧ください。

2) Amendment and Alteration(修正・変更条項)の例文②

当事者の署名する書面の対象に、契約の修正、変更に加え、契約条件の放棄が規定されています。

No amendment, alteration or waiver of the terms of this Agreement shall be binding unless made in writing signed by all appropriate parties to this Agreement specifically referring to this Agreement.

(訳):

本契約の条件の修正、変更または放棄は、本契約のすべての適切な当事者が、本契約を明確に参照して書面にて署名しない限り、法的な拘束力を持たないものとする。

(注):

*specifically referring to this Agreementは、本契約を明確に参照してという意味です。

3) Amendment and Alteration(修正・変更条項)の例文③

evidenced in writing or by endorsement executed by both partiesとは、当事者による署名のことです。(注記をご参照ください)

This Agreement may be changed, altered or amended as the parties may agree, provided such change, alteration or amendment is evidenced in writing or by endorsement executed by both parties.

(訳):

両当事者の書面または署名した承諾により、変更または修正が証明されている場合に限り、本契約は、当事者の合意に従って変更または修正することができる。

(注):

*be changed, altered or amendedは、変更または修正するという意味です。同義語による強調表現です。

*evidenced in writing or by endorsement executed by both partiesは、両当事者の書面または署名した承諾により証明されるという意味です。

4) Amendment and Alteration(修正・変更条項)の例文④

Entire Agreement(完全合意条項)とセットになっている条文の例です。前段(下線部分)がEntire Agreement(完全合意条項)で、後段がAmendment and Alteration(修正・変更条項)の内容となっています。

This Agreement constitutes the complete understanding between the parties with respect to the employment of Employee hereunder, and no statement, representation, warranty or covenant has been made by either party with respect thereto except as expressly set forth herein. This Agreement shall not be altered, modified, amended or terminated except by a written instrument signed by each of the parties thereto.

(訳):

本契約は、本契約に基づく従業員の雇用に関する当事者間の完全な認識を構成するものであり、本契約に明示的に定める場合を除き、いずれの当事者による声明、表明、保証または誓約も行われていない。 本契約は、各当事者が署名した正式な書面による場合を除き、変更、修正、修正または終了しないものとする。

(注):

*hereunderは、本契約に基づくという意味です。

*statement, representation, warranty or covenantは、声明、表明、保証または誓約という意味です。

*written instrumentは、正式な書面(契約)という意味です。

*theretoは、意訳していますが、to that(その)の意味で、thatThis Agreementを指します。詳しくは、thereto, thereof, thereafter, thereby, therein|英文契約書の基本表現をご覧ください。

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