in favor ofの意味と例文

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英文契約書の基本の表現であるin favor ofについて解説します。 併せて、例文をとりあげ対訳をつけました。例文中のその他の基本表現に注記を入れました。

1.解説:

1)in favor ofとは

in favor of は、英文契約書の多くの場面で登場する表現です。

in favor of は、英文契約書では、通常、~に有利になるという意味で使われます。

2)in favor ofの使い方

in favor of(~に有利になる)は、以下のように使われます。(青字部分)

Representations and Warranties(表明保証条項)の例です。

会社は、本契約を結んでも、別契約で結んでいる第三者の権利に有利にならないことを表明保証する。(例文①をご覧ください)

Remedies(救済条項)の例です。

当事者の一方が金銭的賠償を請求し被告当事者完全に有利になる判決となった場合、原告当事者が被告当事者の弁護士費用を負担する。(例文②をご覧ください)

2.例文と基本表現:

(注):in favor ofは、青文字で示しています。

1)in favor of~に有利になる)– 例文①

Representations and Warranties(表明保証条項)からです。会社は、本契約を結んでも、第三者の権利に有利にならないことを表明保証します。

The company represents and warrants that (a) it has all necessary rights and powers to enter into and perform its obligations under this Agreement; (b) the execution, delivery and performance of this Agreement by the company has been duly authorized by all necessary corporate action and does not violate any applicable law to which the company is subject; and (c) the execution, delivery and performance of this Agreement by the company do not (i) require a consent or approval under, or (ii) as of the Effective Date, conflict with, result in any violation or breach of, constitute a default under, or accelerate any rights in favor of a third party under, any agreement between the company and a third party.

(訳):

会社は、以下のことを表明し保証する:(a)会社は、本契約に基づく義務を履行するのに必要な一切の権利および権限を有している。(b)会社の本契約の締結、交付および履行は、必要なすべての会社手続きを踏んで正式に承認されており、会社が対象となる適用法令に違反していない。(c)会社の本契約の締結、交付および履行は、(i)会社と第三者との間の契約に基づく同意もしくは承認を必要とせず、または(ii)本契約の発効日時点で、会社と第三者との間の契約において、何ら違反せず、不履行にあたらず、もしくは第三者に有利となる権利の拡大とはならない。

(注):

*represents and warrantsは、を表明し保証するという意味です。 

*enter into and perform its obligationsは、enter into(始める)がありますが、義務を履行すると意訳しています。 

*the execution, delivery and performance of this Agreementは、本契約の締結、交付および履行という意味です。 

*any applicable lawは、適用法令という意味です。 

*the Effective Dateは、(本契約の)発効日という意味です。 

*constitute a defaultは、不履行にあたるという意味です。

2)in favor of~に有利になる)– 例文②

Remedies(救済条項)からです。被告当事者に有利になる判決となった場合、原告当事者が被告当事者の弁護士費用を負担します。

Except as expressly provided in this Agreement, a party’s exercise of any right or remedy under this Agreement or under applicable law is not exclusive and shall not preclude such party from exercising any other right or remedy that may be available to it. If either party seeks monetary damages from the other party, and a final judgment is entered entirely in favor of the party defending the monetary damages claim, then the party who brought such monetary claim shall reimburse the defending party for its reasonable attorney’s fees and costs paid defending that claim. Otherwise, each party shall bear its own fees and expenses unless otherwise provided by statute.

(訳):

本契約で明示的に規定されている場合を除き、本契約または適用法に基づき、当事者がいずれかの権利または救済策を行使することは、限定的なものではなく、かかる当事者が利用可能な他の権利または救済策を行使することを妨げない。 いずれかの当事者が他方の当事者に対し金銭的損害賠償を求め、最終的に金銭的損害賠償の請求に対して弁護する当事者完全に有利な判決が下された場合、金銭的請求を提起した当事者は、当該請求に対する弁護に支払われた合理的な弁護士費用を、弁護側当事者に払い戻すものとする。 それ以外の場合、法令で別途規定されていない限り、各当事者は自らの手数料および費用を負担するものとする。

(注):

*Except as expressly provided in this Agreementは、本契約で明示的に規定されている場合を除きという意味です。 

*is not exclusiveは、限定的なものではないという意味です。 

*shall not precludeは、を妨げないという意味です。 

*seeks monetary damagesは、金銭的損害賠償を求めるという意味です。 

*Otherwiseは、それ以外の場合という意味です。 

*unless otherwise providedは、別途規定されていない限りという意味です。

 

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