with immediate effectの意味と例文

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今回は、英文契約書の基本表現であるwith immediate effectについて、とりあげます。 併せて、with immediate effectがどのように使われるかについて例文を付けました。例文中のその他の基本表現には注釈をしています。

1.解説:

with immediate effectは、直ちに効果が生じるという意味です。

英文契約書では、直ちにとも訳されます。

with immediate effect(直ちに効果が生じる)は、英文契約書のTermination(契約解除条項) において、よく用いられる表現です。

債務者に契約解除事由が発生した場合に、解除事由の性質や重大性の程度に応じて、債務者に対する是正の催告又は催告なしに解除通知により直ちに契約解除することができる(=直ちに契約解除する権利を有する効果を生ずる)、というような内容で使われます。(下記の例文①、例文②例文③をご覧ください)

2.例文と基本表現:

(注):下記の三つの例文は、いずれもTermination(契約解除条項)からです。

(注):with immediate effectは、青文字で示し、基本表現をハイライトしています。

1)with immediate effect(直ちに効果が生じる) – 例文①

当事者の一方は、相手方に通知して、契約を解除でき、解除の効果は直ちに生じます。

Either party may, without prejudice to any other rights or remedies, terminate this Agreement by giving notice to the other party with immediate effect.

(訳):

いずれの当事者も、相手方に書面にて通知を行うことにより、他の権利または救済手段を損なうことなく、本契約を解除することができ、解除の効果は直ちに生じる。

(注):

*without prejudice toは、~を損なうことなくという意味です

*remediesは、救済手段という意味です。

2)with immediate effect(直ちに効果が生じる) – 例文②

一方当事者の表明保証違反があると、他方当事者が通知して、直ちに契約解除できます。

If either Party is in violation of the representation/warranty in the previous paragraph, (i) the other Party shall have the right to terminate this Agreement, with immediate effect, upon written notice to the violating Party, and (ii) the violating Party shall indemnify the terminating Party against any damages incurred in connection with such termination.

(訳):

一方当事者が前項の表明/保証に違反している場合、(i)他方当事者は、違反当事者への書面通知により直ちに本契約を解除する権利を有し、(ii)違反当事者は、かかる解除に関連して生じた損害について、解除当事者補償するものとする。

(注):

*upon written notice toは、 への書面通知によりという意味です

*the violating Partyは、違反当事者という意味です。

*indemnifyは、補償するという意味です。

*the terminating Partyは、解除当事者(解除者)という意味です

*incurredは、直訳すると負担してという意味ですが、生じたと訳しています。

*in connection withは、に関連してという意味です。

3)with immediate effect(直ちに効果が生じる) – 例文③

貸主が債務不履行事由を借主に通知し、借主が借入金を支払っていない場合、貸主は、通知して、直ちに契約解除できます。

Upon the occurrence of an Event of Default, the entire principal amount shall immediately become due and payable by Borrower, regardless of the original due date, without the need for any demand or notice from Lender. Upon the occurrence of an Event of Default referenced in Clauses (2), (3), or (4) of Article 5, (i) Lender shall promptly notify Borrower of the relevant circumstances, and (ii) if Borrower has not yet transferred the Loan Amount to Lender as provided for in Article 3, Lender shall have the right to terminate this Agreement with immediate effect upon written notice to Borrower.

(訳):

債務不履行事由が発生した場合は、元本の期日に関係なく、貸主からの催告を何ら必要とせず、借主が負う元本全額について支払い期限が直ちに到来するものとする。 第5条第2項、第3項又は第4項の債務不履行事由が発生した場合は、(i)貸主は、直ちに当該事由を借主に通知し、(ii)借主が第3条で規定する借入金をまだ貸主に送金していない場合は、貸主は、借主に対する書面通知により直ちに本契約を解除する権利を有する。

(注):

*Upon the occurrence ofは、が発生した場合という意味です。 

*Event of Defaultは、債務不履行事由という意味です。

*principal amountは、元本金額という意味です。 

*immediately become due and payableは、支払い期限が直ちに到来する(=期限の利益を喪失する)という意味です。  

due dateは、期日という意味です。 

*the relevant circumstancesは、関連する状況という意味ですが、当該事由に意訳しています。 

*as provided forは、(第3条)で規定するという意味です。

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