訳:
直ちに
意味合い:
時間的な遅滞を一切認めず、事象の発生と同時、あるいは可能な限り最短の時間内で対応すべき義務を示します。契約上の義務履行において最も高い緊急性を要求します。
法的解釈(Legal Interpretation):
物理的な瞬間を指すのではなく、その状況下で合理的に可能な限り速やかにと解釈されます。しかし、promptly(速やかに)と比較して、遅滞に対する許容範囲が極めて狭いことを示します。
実務のヒント(Practical Tip):
immediately と記載しても現実的には時間を要する場合があります。紛争を防ぐには「within 24 hours」のように具体的な時間を併記するのも有効な対応です。
類似・関連する用語との違い:
- promptly(速やかに)との違い:
immediately は発見・発生と同時または最短時間を指しますが、promptly は不当な遅れのない迅速さを指し、準備等の猶予が若干含まれます。 - without delay(遅滞なく)との関係:
without delay は正当な理由のない遅れを禁じることに主眼がありますが、immediately は即時の着手という即時性により重点が置かれます。
用法:
主に、Notification of Defects(欠陥の通知規定)や支払条項などで使われます。不作為が損害を拡大させる局面での義務規定に必須の用語です。
例文(immediately:直ちに):
【欠陥の通知規定(Notification of Defects)より】
The Seller shall immediately notify the Buyer of any defects in the Goods and provide a detailed written report regarding such defects within three business days after the initial notice.
(日本語訳):
売主は、商品のいかなる欠陥についても買主に直ちに通知するものとし、当該通知から3営業日以内に、当該欠陥に関する詳細な書面報告書を提供するものとする。
例文の注記:
- immediately notify the Buyer:買主に直ちに通知する。欠陥を発見した際、何よりも優先して一報を入れるべき義務を指しています。
- any defects in the Goods:商品のいかなる欠陥。契約不適合責任に関わる事象であり、迅速な通知が損害拡大の防止に繋がります。
- detailed written report:詳細な書面報告書。直ちに行う初動の通知の後に続く、証拠能力を持たせるための正式な文書です。