訳 :
違法の、不法な
意味合い :
法律、規則、命令などに反している状態を指します。契約の一部が公序良俗や強行法規に抵触し、法的な効力が認められない場合などに使われる極めて強い表現です。
法的解釈(Legal Interpretation) :
契約の特定の条項が「illegal(違法)」とされた場合、通常その条項は無効(void)となります。分離条項(Severability)においては、一部が違法であっても、契約全体を死滅させないための調整が行われます。
実務のヒント(Practical Tip) :
契約交渉において「この条項はillegalだ」と主張することは、単に「受け入れがたい」というレベルを超え、「法的に成立し得ない」という強力な拒絶理由になります。コンプライアンス遵守の観点からも最優先で排除すべき状態です。
類似・関係する用語との違い :
- Unlawful(不法な)との関係:
Illegalは明文の規定(法令)に直接違反しているニュアンスが強いです。Unlawfulはより広く「法の認める範囲外(不法)」を指し、コモンロー上の原則違反なども含む包括的な表現として使われることがあります。
用法 :
主に分離条項(Severability)、表明保証(Representations and Warranties)、コンプライアンス条項などで、法適合性を議論する際に使用されます。
例文(illegal:違法の、不法な) :
【分離条項(Severability)より】
In the event that any provision of this Agreement is held to be illegal, invalid, or unenforceable under the law, the remaining provisions shall continue in full force and effect without being impaired.
(日本語訳):
本契約のいずれかの条項が法律に基づき違法、無効、または執行不能と判断された場合でも、その他の条項は損なわれることなく、引き続き完全な効力を有し、存続するものとする。
例文の注記 :
- illegal, invalid, or unenforceable:違法、無効、または執行不能。契約条項が効力を失う際の3大要因(三点セット)として頻出します。
- held to be:~と判断された。裁判所や仲裁機関によって公式に認定されることを指します。
- continue in full force and effect:引き続き完全な効力を有し、存続する。一部が欠けても全体は有効であることを保証する定型表現です。