訳:
~に関連して、~に関して
意味合い:
特定の事象、行為、または契約目的との間に、何らかの関係性や結びつきがあることを広く指します。直接的な原因だけでなく、付随的、周辺的な関係も含める包括的な表現です。
法的解釈 (Legal Interpretation):
適用範囲を「最大限に広げる」ための解釈上のツールです。単に「~について(about)」と言うよりも、関連するすべての事項を網羅できるため、秘密保持義務の範囲や、紛争発生時の補償範囲を定義する際に多用されます。
実務のヒント (Practical Tip):
秘密保持条項(Confidentiality)では、情報の「目的外使用」を禁じるために、このフレーズで範囲を画定します。責任範囲を限定したい当事者は、solely and directly in connection with のように副詞を追加して交渉することがあります。
類似・関係する用語との違い:
- relating to(~に関する)との関係:
ほぼ同義ですが、relating to は「内容上の関連」を指し、in connection with は「行為や文脈上の結びつき」を指すニュアンスがわずかに強いです。 - arising out of(~から生じる)との関係:
arising out of は「直接的な因果関係」を要求しますが、in connection with はそれよりも広く、「何らかの接点がある」程度の関連性も含みます。
用法:
主に Confidentiality(秘密保持条項) や Indemnification(補償条項) で、対象範囲を画定するために使用されます。
例文(in connection with:~に関連して、~に関して):
【Confidentiality(秘密保持条項)より】
The Receiving Party shall use the Confidential Information solely in connection with the Purpose defined in this Agreement and shall not use it for any other purpose without the prior written consent of the Disclosing Party.
(日本語訳)
受領当事者は、本契約で定義される目的に関連してのみ秘密情報を使用するものとし、開示当事者の事前の書面による承諾なく、他のいかなる目的のためにもこれを使用してはならないものとする。
例文の注記:
- solely(~のみ、排他的に): 関連性の範囲を「特定の目的」だけに絞り込み、それ以外の関与を一切認めない限定詞です。
- prior written consent(事前の書面による承諾): 例外的な使用を認めるための厳格な手続き要件です。
- Purpose(目的): 定義語として大文字で表記され、秘密情報が使用できる具体的な業務範囲を指します。