non-business day

訳:

非営業日、休業日

意味合い:

non-business day(非営業日、休業日)は:
土曜日、日曜日、祝祭日など、銀行や企業が通常の業務を行っていない日を指します。契約上の期限(例:代金の支払期日や通知の発送期限など)がたまたま休日に当たってしまった場合、物理的な送金手続きや事務処理ができないため、期限を次の営業日まで自動的に後ろ倒しにする(または前倒しにする)といった調整を行うために使用されます。

法的解釈(Legal Interpretation):

non-business day(非営業日、休業日)は:
法的には、履行期日の猶予(Extention of time)に関する条件付き変更を自動化する効果を持ちます。もしこの規定がない場合、支払期日が日曜日に当たっていたとしても、その日に着金していなければ形式上「期限の利益の喪失」や「支払遅延(Late Payment)」の責任を問われるリスクが生じますが、本フレーズを配置することで、その日に行われなかった不作為を契約違反と扱わないよう法的に保護します。

実務のヒント(Practical Tip):

non-business day(非営業日、休業日)は:
英文契約においては、主にPayment Terms(支払条件条項)やNotices(通知条項)、あるいは定義条項(Definitions)の中に規定されるのが一般的です。国際取引の実務においては、日本と海外(米国や欧州など)で祝祭日が異なるため、単に「非営業日」とするだけでなく、「指定された銀行口座が所在する地域(jurisdiction)の営業日」を基準にすると明記しておくことが、国境を越えた決済遅延トラブルを防ぐための極めて実効的な実務です。

類似・関係する用語との違い:

  • business day(営業日)との違い:
    business day(営業日)が「土日祝日を除く、通常の業務が行われている日」という活動日を肯定的に指すのに対し、non-business day(非営業日、休業日)は「業務が停止している日」という否定的な側面から期限の例外処理を行うための対義語であるという違いがあります。
  • calendar day(暦日)との関係:
    calendar day(暦日)が土日祝日に関係なく、カレンダー上の「1日(24時間)」をすべてカウントするのに対し、non-business dayは「そのカレンダー上の日のうち、業務を行わない特定の日(休日)」を抽出して期限のカウントから除外、または調整するという関係にあります。
  • bank holiday(銀行休業日)との関係:
    bank holiday(銀行休業日)が主に「銀行法等によって定められた、金融機関が決済業務を行わない日」に限定されるのに対し、non-business day(非営業日、休業日)は一般企業のオフィスが閉まっている日も含めて、より広く契約上の履行が不可能な休日全般をカバーする使い分けがなされることがあります。

用法:

non-business day(非営業日、休業日)は:
主にPayment Terms(支払条件条項)やTime for Performance(履行期日条項)で使用されます。

  • (文脈):代金決済や重要書面の提出期日が、週末や特定の国の祝日に重なってしまい、銀行送金システムが稼働していないため期限通りの履行が物理的に不可能な文脈で使用されます。
  • (例文での役割):例文では、支払期日が休日に当たった場合のセーフティネットとして、指定口座がある地域の「翌営業日(immediately following business day)」に支払えば遅延にしないという猶予効果を確定させています。

例文 non-business day(非営業日、休業日):

【Payment Terms(支払条件条項)より】
The Buyer shall pay all undisputed invoices within thirty days from the date of receipt; provided that if the due date falls on a non-business day, such payment shall be made on the immediately following business day in the jurisdiction where the designated bank account is located.

(日本語訳)
買主は、異議のない請求書については、受領日から30日以内に支払うものとする。ただし、支払期日が非営業日に当たる場合は、指定された銀行口座が所在する地域の翌営業日に支払うものとする。

例文の注記:

  • all undisputed invoices(異議のない請求書):金額の計算間違いやサービス未完了などのトラブル(Dispute)がない、買主側も支払うことにに納得しているクリーンな請求書に限定して30日以内の支払いを求めています。
  • if the due date falls on(支払期日が〜に当たる場合は):あらかじめ計算された30日目のデッドラインが、偶然にも週末や休日のカレンダーと重なってしまったという条件を設定しています。
  • immediately following business day(翌営業日):金曜日が期日で土日が休みの場合には「月曜日」というように、休みが明けた直後の最初の活動日へ期日を自動的にスライドさせています。
  • jurisdiction where the designated bank account is located(指定された銀行口座が所在する地域):「買主の国」や「売主の国」の祝日ではなく、お金が実際に着金する「受領用銀行口座がある国」のカレンダーを基準にすることで、海外のローカルな祝日による送金詰まりをクリアに解決しています。