訳:
任意代理人、委任状による代理人
意味合い:
委任状(Power of Attorney)によって、特定の事項について本人に代わって行為する権限を与えられた人物を指します。名称に “Attorney” と付いていますが、必ずしも「弁護士(Attorney-at-law)」である必要はありません。M&Aのクロージングや不動産取引など、本人が物理的に出席できない場合に、法的な署名権限を代行する重要な役割を担います。
用法:
主に 委任条項(Authorization Clause) や、個別の 委任状(Power of Attorney) において使用されます。
- (署名権限の代行): クロージング書類を執行するために、本人に代わる任意代理人を指名することを定める。(例文1)
- (代理行為の拘束力): 任意代理人が委任状の範囲内で行った行為は、本人(Principal)に対して直接その効力が及ぶことを確認する。(例文2)
例文1(クロージング条項から):
The Seller may appoint an attorney-in-fact to execute the closing documents on its behalf.
(訳) 売主は、売主に代わってクロージング書類を執行させるため、任意代理人を指名することができる。
例文2(委任条項から):
The actions of the attorney-in-fact within the scope of the Power of Attorney shall be binding on the Principal.
(訳) 委任状の権限の範囲内において任意代理人が行った行為は、本人に対してその効力を生ずるものとする。
【注記】
- Principal: 本人(委任者)。代理人を立てる側の人。
- Power of Attorney (POA): 委任状。これによって attorney-in-fact としての権限が付与されます。