訳:
①概算、見積もり
②見積もる、概算する
意味合い:
現時点での予測に基づき、数量や期間、費用などを算定することを指します。
estimateとquoteの比較:
「quote(見積価格)」が確定的な提示額を指すことが多いのに対し、estimateは状況により変動し得る「予測値」であることを示唆します。契約上、その数値に法的拘束力があるかどうか(Binding or Non-binding)を明記することが実務上のポイントです。
※ Legal Interpretation
「Good faith estimate(誠実な見積もり)」という表現で、相手方が事業計画を立てるための参考値として、現時点で最善の予測を出す義務を課す際などに使われます。
💡 Practical Tip
「Estimate only(見積もりのみ)」と記載されている場合、実際の数値が多少前後しても契約違反にはなりませんが、あまりに乖離(かいり)がある場合は信義則上の問題になる可能性があります。
用法:
- (数量の予測):費用・決済 等で、将来の購入予定数量を提示することを規定する。
- (期間の算定):期間・期限 等で、プロジェクト完了までの所要期間を予測する。
例文1(概算、見積もり:費用条項から)
The Buyer shall provide the Seller with a good faith estimate of the quantity of Products to be purchased during the next month.
(日本語訳)
買主は売主に対し、翌月に購入される本製品の数量の誠実な見積もり(概算)を提供するものとする。
※注記:供給側が生産準備を整えるために「誠実な見積もり」を要求する条項です。法的拘束力の有無が実務上の争点となります。
例文2(見積もる、概算する:期間条項から)
The Parties estimate that the completion of the Project will require approximately twelve months from the date of the execution of this Agreement.
(日本語訳)
両当事者は、本プロジェクトの完了には、本契約締結日から約12ヶ月を要すると見積もっている(概算している)。
※注記:動詞として使用され、将来の不確定な期間を現時点での最善の予測として合意する際に用いられます。