訳:
主張を禁じる、阻止する
意味合い:
ある当事者が以前にとった態度や言動と矛盾する主張を、法律上認めない(禁じる)ことを指します。「禁反言(きんはんげん)」の法理を動詞として表現したものです。
※ Legal Interpretation
完全合意条項(Entire Agreement)において、「契約書に書いていない過去の口頭のやり取りを理由に、契約の履行を妨げる(estop)ことはできない」と規定することで、書面の内容を絶対的なものにする役割を果たします。
💡 Practical Tip
相手の不履行を黙認し続けると、後で「あの時は許してくれたじゃないか」という「エストッペル(禁反言)」の反論を受け、権利行使が阻止(estop)されるリスクがあります。
用法:
- (権利行使の阻止):契約解釈 等で、過去の口頭での合意を理由に契約執行を妨げることを禁じる。
例文(完全合意条項から)
Neither party shall be estopped from enforcing any provision of this Agreement by reason of any prior oral representation or statement not contained herein.
(日本語訳)
いずれの当事者も、本契約に記載されていない事前の口頭による表明または声明を理由として、本契約のいかなる条項の執行も妨げられる(禁じられる)ことはないものとする。
※注記:estopの受身形(be estopped from)として使られ、過去の言動によって現在の権利行使が「ブロックされる」のを防ぐための規定です。