訳:
抜粋、引用
意味合い:
文書やデータの中から、特定の一部を書き出したり、切り出したりしたものを指します。
法的解釈(Legal Interpretation):
秘密保持(Confidentiality)条項において、秘密情報そのものだけでなく、その「抜粋(extracts)」も同様に保護の対象に含まれることを明示します。「元の書類ではないから秘密ではない」という言い逃れを防ぐための重要な文言です。
実務のヒント(Practical Tip):
機密書類の一部をコピーして会議資料に載せる行為は、この「extracts」を作成することに該当します。多くの場合、開示当事者の「事前の書面による承諾」が必要となるため、実務上の運用には注意が必要です。
用法:
主に秘密保持(Confidentiality)条項や、情報の利用範囲を制限する規定で使用されます。
例文(秘密保持条項:Confidentiality Clause):
The Receiving Party shall not copy, reproduce, or create extracts of the Confidential Information without the prior written consent of the Disclosing Party.
(日本語訳)
受領当事者は、開示当事者の事前の書面による承諾を得ることなく、秘密情報の複製、複写、またはその抜粋を作成してはならないものとする。
例文の注記:
- prior written consent:事前の書面による承諾。口頭ではなくエビデンスを求める表現です。
- reproduce:複写する、再現する。