訳:
通常の、いつもの、慣習的な、慣例の
意味合い:
特定の業界や同種の取引において、「一般的・標準的と考えられている」状態を指します。
※ Legal Interpretation:
- Standard of Practice: 契約書ですべての必要書類を列挙できない場合、「customary in transactions of this nature(この種の取引で通常行われるもの)」という表現を使い、実務上の慣習に委ねることで、手続きの漏れを防ぎます。
💡 Practical Tip (Case Study): M&Aのクロージング(決済)では、印鑑証明や取締役会議事録など多岐にわたる書類が必要です。一つでも欠けると決済が止まるリスクがあるため、この表現を置くことで「常識的に考えて必要なものは全部出す」という包括的な義務を課すことができます。
用法:
主に クロージング条件(Closing Conditions) や一般条項で使用されます。
- (書類提出義務): 本件と同種の取引において通常(慣習的に)必要とされる書類の交付を規定する。
例文(クロージング条件:Conditions to Closing から)
The Buyer shall deliver to the Seller such other documents and certificates as are customary in transactions of this nature to effect the Closing.
(訳) 買主は、クロージングを有効に成立させるために、本件と同種の取引において通常必要とされるその他の書類および証明書を売主に交付するものとする。
【注記】
- as are customary: ~が通常(慣習的)である通り。
- effect the Closing: クロージングを有効に成立させる(実行する)。