exclusive jurisdiction

訳:

専属裁判管轄権

意味合い:

万が一紛争が起きた際、特定の裁判所のみで裁判を行うことをあらかじめ合意する権限のことです。

Legal Interpretation:

「専属(exclusive)」とすることで、他の裁判所に訴えを提起することを互いに封じます。これが無いと、複数の国の裁判所で同時に争う「二重訴訟」のリスクや、不利な地で訴えられるリスクが生じます。

Practical Tip:

「in the first instance(第一審において)」という言葉とセットで使われるのが一般的です。自社にとってアクセスが良く、信頼できる法制度を持つ裁判所を指定することが、法的防衛の基本となります。

exclusive jurisdiction(専属的管轄)とnon-exclusive jurisdiction(非専属的管轄)の違い:
前者は「その裁判所以外では認めない」という強い拘束力を持ちますが、後者は「その裁判所でもいいし、法律上認められる他の裁判所でもいい」という選択肢を残す形になります。

用法:

主に紛争解決(Dispute Resolution)や裁判管轄(Jurisdiction)条項において、紛争解決の場所を一点に絞り込む文脈で使用されます。

例文(裁判管轄条項:Jurisdiction Clause):

Any dispute arising out of or in connection with this Agreement shall be subject to the exclusive jurisdiction of the Tokyo District Court in the first instance.
(日本語訳)
本契約に起因し、または関連して生じるいかなる紛争も、第一審における東京地方裁判所の専属的管轄に服するものとする。

例文の注記:

  • arising out of or in connection with:本契約に起因し、または関連して。契約そのものだけでなく、付随するトラブルすべてをカバーする定型句です。
  • shall be subject to:〜に服するものとする。法的な拘束力を示す表現です。