訳:
①(権利、権限などの)行使
②(権利、権限などを)行使する
意味合い:
持っている権利を、実際に使って効力を発生させることを指します。名詞としても動詞としても頻繁に使われます。
Legal Interpretation:
「権利を持っている(have a right)」ことと、「権利を行使する(exercise a right)」ことは別です。例えば、解除権を持っていても、実際に行使(通知)しなければ契約は継続します。
Practical Tip:
「failure or delay in the exercise(行使の不履行または遅延)」があっても権利を放棄したとはみなさない、という「権利非放棄条項(No Waiver)」は、うっかり権利を使い忘れた際のリスクヘッジとして非常に重要です。
exercise(行使する)とenforce(強制執行する)の違い:
exerciseは自らの意思で権利を「使う」という主動的な行為を指しますが、enforceは裁判所などの力を借りて権利を「(相手に)強制的に守らせる」という、より強力な段階の行為を指します。
用法:
主に権利非放棄(Non-Waiver)条項や、解除(Termination)条項など、権利の使い勝手やタイミングを定める文脈で使用されます。
例文1((権利、権限などの)行使:Non-Waiver Clause):
The failure or delay in the exercise of any right under this Agreement shall not be construed as a waiver of such right.
(日本語訳)
本契約に基づく権利の行使における不履行または遅延は、当該権利の放棄と解釈されてはならないものとする。
例文2((権利、権限などを)行使する:Termination Clause):
The non-breaching party shall have the right to exercise its option to terminate this Agreement immediately upon written notice to the breaching party.
(日本語訳)
非違反当事者は、違反当事者に対する書面による通知をもって、直ちに本契約を解除する選択権を行使する権利を有するものとする。
例文の注記:
- shall not be construed as:〜と解釈されてはならない。
- upon written notice:書面による通知をもって。