訳:
以下、これ以降(の書面の中)で
意味合い:
その用語や内容が、現在の箇所よりも「後(下の方)」で詳しく述べられる、または使用されることを指します。
法的解釈 (Legal Interpretation):
定義や詳細な条件が後方に存在することを予告・指示するものです。特に、冒頭で略称を定める際に (hereinafter referred to as “…”) という形で使われ、「これ以降、この略称が何を指すか」という定義の効力を契約全体に波及させます。
実務のヒント (Practical Tip):
支払条件(Payment Terms)などで「詳細は別表に記載する」と言いたい場合に set forth hereinafter と使われます。起案中、後で見出しを削除したり順番を変えたりすると、この指示が迷子になるため注意が必要です。
類似・関係する用語との違い:
- hereafter(今後)との違い:
最も混同しやすいですが、hereafter は「将来(時間)」を指し、hereinafter は「以下(書面の場所)」を指します。 - below(以下に)との関係:
below は「すぐ下」を指すニュアンスが強いですが、hereinafter は「この先、契約書の終わりまでのどこか」という広範な範囲をカバーします。
用法:
主に Payment Terms(支払条件条項) や Definitions(定義条項) で使われます。詳細な規定を「後方の条文や別表に委ねる」際の橋渡しをする役割を持ちます。
例文(hereinafter:以下、これ以降(の書面の中)で):
【支払条件条項(Payment Terms)より】
The Licensee shall pay the fees and expenses set forth hereinafter to the Licensor in accordance with the payment schedule and the conditions specified in this Agreement, unless otherwise agreed in writing.
(日本語訳)
ライセンシーは、書面による別段の合意がない限り、本契約に指定された支払スケジュールおよび条件に従い、以下に規定される料金および費用をライセンサーに支払うものとする。
例文の注記:
- set forth hereinafter:以下に規定される。具体的な金額や内訳が、後の条文や別表にあることを示しています。
- unless otherwise agreed in writing:書面による別段の合意がない限り。原則的な支払条件に対し、将来的な変更の余地を書面限定で認める柔軟な表現です。
- fees and expenses:料金および費用。対価としての「料金」だけでなく、実費等の「費用」も支払対象であることを網羅しています。