illegality

:

違法(性)、不法(性)

意味合い :

事象や行為が法律に反しているという「性質」や「事実」そのものを指します。形容詞のillegal(違法な)が状態を表すのに対し、名詞としてその要因(事象)を特定する際に使われます。

法的解釈(Legal Interpretation) :

不可抗力(Force Majeure)条項において、法改正や政府の命令によって契約の履行が不可能になった場合を「illegality」として定義し、免責の対象とすることがあります。これにより、法的に「できなくなった」ことへの責任を回避します。

実務のヒント(Practical Tip) :

契約締結時には合法であっても、期間中に新法が施行され、履行が違法となるリスクがあります。これを「事後的な違法性(Supervening Illegality)」と呼び、不可抗力や契約終了の正当な理由として明記しておくことが重要です。

類似・関係する用語との違い :

  • Breach of Law(法の違反)との関係:
    Illegalityは「その事象そのものの法的欠陥」という性質に注目し、Breach of Lawは「(誰かが)法を破った」という行為に注目するニュアンスがあります。

用法 :

主に不可抗力条項(Force Majeure)契約解除条項(Termination)、または法令変更(Change in Law)に関する文脈で使用されます。

例文(illegality:違法(性)、不法(性)) :

【不可抗力条項(Force Majeure)より】
Neither party shall be liable for any failure to perform its obligations if such failure results from an event of illegality, government action, or any other cause beyond the party’s reasonable control.

(日本語訳):
いずれの当事者も、債務の不履行が、違法(性)の発生、政府による処分、その他当該当事者の合理的な支配を超える事由に起因する場合には、その不履行について責任を負わないものとする。

例文の注記 :

  • illegality違法(性)。法の変更や適用により、契約履行そのものが法的に許されなくなった事態を指します。
  • government action政府による処分。行政による命令や規制など、法的・公的な介入を意味します。
  • beyond the party’s reasonable control当事者の合理的な支配を超える。不可抗力を定義する際の中核となる概念で、自分たちの努力では防げなかったことを意味します。